乱れた後に その彼は少しテンションを下げた それが私を定位置に戻してゆく メダルの色なら銀色 相撲でいうなら大関 別に それほど悪いポジションでもない 一番手が退いて 私が繰り上がって 一番手になることは 脳科学的に難しいらしい 私 二番手 「会いたい」って 言えるはずもない だって ここにしか居場所はないの 謎の一番手 それは誰って 問い詰めたって駄目なのよ 感覚的に落ち着いた 環境的に落ち着いた あなたのそばで Second Lover 乱れる前は優しくて 後になれば切なくて やはりいつもの帰り道 孤独を纏う みんな惨めだと言うけど 私 意外と平気で 別に それほど不幸というわけでもない 満たされぬ関係だから 満たされたいと願い 満たされるようにと 力が湧くことなど いくらでもあるでしょう いつも 二番手 それは嫌だって 言えるはずもない だって 今では居心地がいいの 私 縛って もっと縛って 微動だにできないくらいに 自発的に落ち着いた 能動的に落ち着いた あなたのそばで Second Lover 常にあなたの嘘に頷いて 常に私の立場を無視して これ以上 何も求めなければ これは これで 幸せで 私 二番手 「会いたい」って 言えるはずもない だって ここにしか居場所はないの 謎の一番手 それは誰って 問い詰めたって駄目なのよ 感覚的に落ち着いた 環境的に落ち着いた あなたのそばで Second Lover あなたのそばで Second Lover