遠回りの今日の午後は いつもと変わらずに 時計の音に押されて 僕は今日も動き出すんだ 一瞬の雲の切れ間から光が覗けば 続くあの坂道が案外近くに見えた 時々寒く感じる風が吹きつける 振り返るうしろがやたら遠く見えた 雨が(雨が)急に(急に)降り出した 通り(通り)雨だと(雨だと) 誰かが言った 遠く遠く見えない明日を待ち続けて <♪> ひび割れた街灯の あかりがこの雨のしずく 照らし出すその前に この感情洗い流しておくれ 足元にごった水たまり映った僕の顔 役立たずの歪んだ顔そこに映ってた 雨(雨)の中(の中)歩き出した 傘(傘)もささず(ささず) 雨粒に打たれた 今は今は 僕は前にだけ進もうと思った 雨が(雨)急に(急に)降り出した 通り(通り)雨だと(雨だと) 誰かが言った 遠く遠く見えない明日を待ち 深く深く沈みいく昨日を背にして