誰にも同じ人生はないけれど 誰かもよく似た悲しみがある 眠れないまま迎えた朝が これまで何度あっただろう 誰にも同じ人生はないけれど 誰もがよく似たことに気づく 愛する人の手のぬくもりが 何より尊いと あなたが背負った悲しみだけが あなたのすべてじゃ決して無い おなじような痛みを抱きしめて 今日も人は 生きている 誰にも言えないことだから 誰かも隠しているだけさ 似たもの同士 今日も互いに 眠れぬ夜を明かそう 誰にも同じ人生はないけれど 誰かとよく似た傷跡がある 心無い言葉に 何度もはがされた かさぶたよ あなたが背負った悲しみさえも あなたのすべてを奪えはしない なだめ飽きた自分を 吐き出して 今日も 人は生きている 誰にも言えないことだから 誰かにただ聞いてほしくなる 似たもの同士 今日も互いに 涙の雨に濡れよう 雨のちくもりが続く空 時々嵐さえやってくる それでも 雨のち晴れの日を 信じて 僕らは生きていく 信じて あなたと 生きていく