思えばずいぶん遠くまで来たね 道端転がる 石けとばしながら これまで いくつ見失っただろうか 今もなんとか 命をつないでる 背番号はずっと 小さな数ばかり目指しながら 生きてたはずなのに いつしか自分に つり合わないほどの 数字を肩に 背負わされていた どこまで行けばたどり着けるだろう ただ見えるものは 明日という灯りだけ 地図さえ持たず 歩いてきた道 だからもう戻ることなど出来ない 行き交う人が抱えた荷物の 大きさばかりに憧れたりして 見栄えばかりの物だけ選んでたら 大事な中身をどこか忘れてきた どこまで行けば取り戻せるだろう 手にした途端に 無くしていく喜び そう最初から あてなど無い旅 迷いを抱えて どこまでも行くさ ずいぶんみんな早足だなと笑い 横目で見ながら ずっと焦ってた 自分らしくやれるのがいいさと 自由気取りで 居場所を探してた どこまで行けばたどり着けるだろう 孤独な夜空に 散らばってる星屑 無いものばかり 欲しがり続けた 日々がいつの日か 答えになるなら いこう 誰もが 夢語りながら ただ守るものは この体にひとつだけ そう最初から あてなど無い旅 だからどこへでも 歩いていけるさ ほら もう一度 足元見てごらん 転がす石なら いつでもそこにある