言葉にレシピなどないから 思ったように作れないや 他人の好みなど分からないから 顔色気にして今日も探す ほんのひとしずく頬を伝う隠し味 そんな君に気づけたなら 触れられない物だから 時折 怖くなってしまうけど 君に逢いたくて 紡いできたのさ 少し苦い愛だけど 甘さだけでは物足りないでしょう 変な味だって 笑ってくれるかな 言葉にレシピなどないなら 困った時 尋ねればいい 他人の痛みなど分からないなら 自分の痛みを噛み締めるといい ほんのひとつまみ優しさの隠し味 いつの間に忘れたかな 目に見えない物だから 見える物より大切なんだと 君はいつだって叱ってくれるのに 心にもない苦いだけの スパイスならば味わえないでしょう 変な味だって 笑い合いたいのに… ありふれた言葉でも 君がくれた宝物なんだと 今になってやっと 気づけたこと 少し苦い愛なのに なぜだか今日は塩っ辛いんだよ 変な味だって 笑ってくれたね 触れられない… 触れられない物だから 時折 怖くなってしまうけど 今 声に出して伝えたいのさ ありふれた言葉こそ 探していた宝物だったよ 君の隠し味も 少し苦い愛も 残さず味わって 頬濡らしてさ 変な味だって 笑い合えたね