乙女座最終日

歌詞

おれが今晩犯す夜は 月だけが見ている駐輪場 あなたのサドルに火をつけて ククク 俺は 死んだのさ 非常勤講師に彫刻を ゴミと言われてから6年も 地獄をデッサンし続けてる 金になってきてざまあねえぜ それでも私は犯罪者 競争に勝利を迫られた やるしかなかったと血を拭いた やるしかなかったと血を拭いた 俺に残された選択肢 マシなものが一つもなくてビビる 枕元 毎晩死に呼ばれ 聞こえないふりを続けている 乙女座最終日 東京で 膣をぬけたらあまりの寒さで 思わず泣いてしまったのさ それ俺にはまだ早いかもです…と 僕らが残さないすべての 命と死に関わる嘘の束 ティッシュにくるんだ子供達 歌い出してやっとできた讃歌 あなた肩鳴らすグラウンドで 初潮のように降り注(い)だ 西陽、 長房団地15号棟に殺意と激突す 確かめ合うほど血が出るとあなたが 世界に、帰ってく 5000回の希望を歌っても私は海には 帰れない 明るい僕らの未来には あなたの血で錆びた足でさ どこも連れてってくれないぜ 誰も買い取ってくれないぜ わたしはわたしよ遺伝子の 乗り物じゃないわたしのはず 乙女座最終日の西東京で 乙女座最終日 西八王子の北口で 全て切なくなってしまえ 全ての景色よ消えていけ 殺意はおやつ に含まれますか、おい先生 300円で包丁は買えるから 100円でカッターが買えるから 悲しみのない空と自由と 金と保健証と生活保護と絶望と翼を 下さい 乙女座最終日 そう、今日で 全て切なくなってしまえ 全てが切なくなってしまえ