良かった君の国にまだ こんな言葉は無いんだと 幼気な笑顔は僕らが 守っていかなきゃ 浮かんだ不安を横目に 畳んだ服はしわくちゃで これから起き得るすべてを 知っているみたいで嫌だった なんか嫌だった 間違ってなんかいないよ そう言って笑った君の心臓が 止まった 間違ってばっか大人達の望んだ 馬鹿な人間の独壇場だ 欲望のままにまた化かし合って 赤い涙にもとうに慣れちゃって 自分のことじゃないと タカくくっている いつか携えたはずの正義も黒く 濁って デカい主語で所在も居なくなって 死にかけた愛の首に縄巻いている 今日も今日とて。 間違ってなんかいないよ そう言って笑った君の心臓は 止まったまま あぁそうか、こうやって僕たちは 繰り返したんだ 間違ってなんかいないよ そう言って笑った君の心臓が 止まった 間違ってばっか大人達の望んだ 馬鹿な人間の独壇場だ 間違ってしまった どうか子どもたちだけは 傷つかぬような世界を 始まってしまった どうかこんな諍いは 何も生まないと気付いてくれ 気付いてくれ 気付いてくれ 気付いてくれ