ねぇ、例えば世界が 明日明後日で消え 去ってしまうとして そんなくだらない話を 僕はしていたいだけなんだよ ねぇ、星に願いを 込めようたって 届きそうにないからさ もっとくだらない話でいいよ、 とびきりの酷いやつを 大きな鯨が跳ねる度 その飛沫で街が人が夜が濡れるわ 光が届かない場所へ 連れ去って 連れ去って 痛くも痒くもなくなったら そこで終わるんだ 溺れる前に息を 整えようと顔を出した瞬間に 嫌な臭いが鼻を刺したんだ ねぇだって、僕らは愚かだから 次第にそれにも 慣れてしまったようなんだ 大きなで唸り声が聞こえた もうすぐだね 星も夢も街も人も夜も濡れるわ 光が届かない場所へ 連れ去って 連れ去って