しゃなり

歌詞

連れてって あなた 着飾って しゃらら 何もないな、多分 今日もただ しゃなり 昔ママが言っていた 女は愛嬌だと 馬鹿なふりして 微笑んだら 程良い隙見せて 鏡越しにくゆらせて 「姿勢を正しなさい 凛と構えて前を見つめ したたかに歩くのよ」 〝溺れるより、愛されなさい〟 愛がない夜に 月が嗤ってる 〝お前に似合いのドレスを贈ろう〟 甘くて美味しい不幸は とっておきの御馳走ね そこらじゅうから ナイフ持って よだれを垂らしてるわ 恨み妬みも上品に食べて 連れてって あなた 着飾ってしゃらら 本当の私は どこに在るのでしょう 踊り続けて 拍手を頂戴 思い出なんかにしないで 命短き美しき人生 華は散ってゆく 愛がない夜に 月が嗤ってる 〝お前に似合いのドレスを贈ろう〟 つぎはぎだらけを 誰か愛してよ 何もないな、多分 今日もただ しゃなり