ひらり ひらり 白く花びら 脆くて悲しいのでしょう 悴む手を優しく握るから 貴方を信じてしまいそうになる 蕩け 口付け 滲む嘘の味 嫌になる程カンが冴えるのよ 足りない物があんでしょ? 尽きる事はないんでしょ? ゲスな虫に成って 凍えればいい ひらり ひらり 白く花びら 貴方を憎む度に降り積もる 凍る 凍る 指先をまた握れると思ってるの? 煌めいて見えた日々も想いも 傾けるだけで色を変えるの 貴方が見せてくれた光とは 虚ろの像を結ぶ綺麗事 ただただ迂闊だったわ 心はきっと無いんでしょ? 都合の良い笑顔を向けないで 巡り 巡り 抱えきれない 不幸せが貴方に吹きつけて 「白く染まれ!」 誰かに向けた 心ごと消えます様に ただただ虚しかったわ 気持ちはずっと無いんでしょ? 冷めゆく温度だけを 覚えてる 消えてしまえ 白く花びら 貴方の息の根すら凍る様に 積もる雪の 重圧だけで 思い出の底へ沈め 脆くて悲しいのでしょう