さあ猫が鳴く もう帰らなきゃ さあ猫が待つ もう帰らなきゃ たとえ今日が晴れた土曜日で これと言って 何の予定もないとしても 黄昏れた大通りを抜けて 遠回りの裏道をたどり 二つ飛ばしで階段駆け上がる 今度生まれ変わったとしても こんな寄り道だらけの日々を僕は 歩きたい 「ねえ」猫を呼ぶ ちょっと目を開ける 本当は少し不安なんだ これといってずっと 予定のない暮らしも 僕はまた良いことと悪いこと 天秤にかけてバランスとる やっと目覚めた猫が伸びをする 何度生まれ変わったとしても こんな成りゆきまかせの日々を僕は 歩きたい 傷だらけの床で寝転んで僕を 誘うから 今度生まれ変わったとしても こんな寄り道だらけの日々を僕は 歩きたい 何度生まれ変わったとしても こんな成りゆきまかせの日々を 僕は歩きたい ずっと歩きたい