夢の坂道は海へと続く石畳 影を引き連れて テトラポットの埠頭へと 午後の窓辺には降り積もった埃が 舞う 傷ついた 兵士のように絵空事の通りへと 最初からわかってるのに 僕だけがいつも知らぬ振りで どこまでも もう うぶな振りをして笑わせるね 君には何でも分かってる気がして そっと僕は旅に出る 君はふらふらと8月の日射しに 打たれ いつまでも 終わらないお決まりの話へと 寂しい人が北へ向かうなら あえて僕は南を目指す いつまでもまだ若いふりをして 笑わせるね 君には何でも分かってる気がして (うそつきな僕は) そっと僕は旅に出る 君には何でも分かってる気がして (強がりな僕は) そっと僕は旅に出る 旅に出る