オレがこいつを書いてる頃 奴はもう弔いを終えてるだろう 音もなく硝子が割れた 小さい破片に一枚花弁を添えたい 多弁なblue bird 負の感情ほど 呟きで知る訃報 そんな時代に埋もれそうな 怒りにも似たお前の悲鳴 オレのによく似てる 障害とかいう単語 三極合奏 踊り狂ったマタンゴ 不安とパニックの烙印 見て見ぬ振りする白衣の殺意 そいつを感じた お前の強さの脆さに 愚かにも無力な筆が 黒い涙 五線譜の上 死に触れた記憶を蘇らせた 抱きしめて 欲しかっただけなんだろ? オレがお前の代わりに言ってやるよ きつく抱きしめて欲しかっただけ たったそれだけ 言葉はいらねー お前がこいつを読んでる頃 お前が笑ってられてること祈る 安心しろ お前の慕う男が 今頃詩に新たな命認める そういう奴さ 大師の方から霧笛が聴こえてくる夜 オレも吹く 息が続く限りblowするさ たとえ一方通行だとしてもな 人は突然亡くなるわけじゃない 日々少しずつ死んでく 沈殿する毒 その上澄みが透き通って 綺麗に見えてるだけのこと 人を殺しちゃいけないって 言わなきゃいけない ようなまだそんな世の中 言葉は日に日に重みを増してる その陰で命の重みは? 抱きしめて 欲しかっただけなんだろ? オレがお前の代わりに言ってやるよ きつく抱きしめて欲しかっただけ たったそれだけ 言葉はいらねー