毎週 必ず彼女は あたしを 見つけ出す 彼女が 嫌いなあたしは彼女のことが 嫌いすぎて 毎週 必ず彼女は あたしを つかまえて 髪を掴んで握ったカッターで 彼女はあたしを切りつける 血塗れになった教室に 乾いた笑い声 響く 毎週 必ず彼女は あたしを 見つけ出す どこまでも ついてくる狙った視線であたしを 追いつめて 毎週 必ず彼女は あたしを つかまえて 振り下ろす カッターで 彼女はあたしを切りつける 血塗れになった教室に 乾いた笑い声 響く 彼女の笑顔が尖る凶器で あたしを 脅すのに 正当防衛が認められない 思惑通り傷ついて 傷口を掻きむしる日々 そんな状況を誰もが楽しんでいた はたから見れば 平凡な日常的風景 団体行動ができないと 怒られてばっかりのあたし以外 相違する真相 決めつけられた感情 キライ キライ 彼女の笑顔なんて どうしようもなく だた苦痛 襲いかぶって 思わぬ大ダメージ 彼女はあたしを傷付けたいんだ それぞれの権利なら あたしの受け取る自由では 真相は こうで 彼女はあたしを傷つけたい