朝だ 窓枠には 夕べ投げた小説の続き 僕を覗く一対の目 その視界に 取りこぼした 仕草もあるはず 来訪者がある 服のシワなんて僕ら気にしない 三月 上着のいらない気候だなんて どうでもいい 気を失ってしまう また 朝だ 再生された よく見てた映画の続き 牧師の話を聞く 要約すれば 「語る言葉 意味を成さぬ」 あの日 観覧車から見た巨大な雲 まだ覚えてる 現実が現実じゃないみたいだった ところで 君がいなくなって 僕は悲しいよ 僕がいなくなれば 誰か悲しむのかな 「待ちくたびれた」誰か言ってた こんな一日も存在してた 今まで 煙を吸う 煙を吐く 忘れられた男の話 煙を吸う 煙を吐く 忘れられることになっても 悪い人にいじめられても 嗚呼 どうか泣かないでおくれ 血が溢れ出す 同じくらい僕は あなただけを愛してるよ 愛してるよ