「ああ 今日もまた 上手くいかない一日だった」 電車の窓にはいつも通りの沈んだ 僕が映ってるけど 涙は流せない 見せると 不安に覆われてしまいそうで ああ こんな時に君がいたら なんて言うかな 笑ってくれるかな 今すぐにでも会いたいのに 忙しい日が僕らを迎えに来るから また明日も喧騒の中へ 僕らが歩いてるこの道を きっと確かめる術は無く 誰もが期待と不安を抱き 今日だって生きている 目を閉じれば浮かぶその場所に 今日も届きはしないけれど 消せぬ想いが この胸に灯っている ふと電車の中 見渡したら 笑い合う人 恋人同士 それぞれ皆 様々な想いを分けあうようにそっと 繋がっていて その光景がまるで 世界の縮図に見えた 何より美しいものは何? この街の中にあるかな ビルの間 アスファルトの上 君といたあの公園 次々と生まれる新しいもの その中で変わらないものと 身を委ねながら 景色は移り変わる 窓を開けて入った夜風が 僕の心に囁いた 「やり切れない毎日だろうとも 輝けるさ きっと」 また今日が終わる そして明日に変わり 僕らはそれぞれの道へ ひとりじゃないさ どこかで繋がっている
