もう少し前からこうやって 君のことを考えてたら 今だって笑って過ごせたかな もう少し前なら そう きっと君のことを 今更 今更 ずるいよね ひとりきりの部屋なら少し広く 感じるよ シーツに染み込んだ 残り香をなぞる 借りたままのTシャツ 灯りはつけたまま ブランケット被って 目を閉じる 夢にまで出てきてどういうつもり 変わらないままで 笑う君が 透けて見えるほど 痛々しいよ 背中合わせで眠ろう もう少し前からこうやって 君のことを考えてたら 今だって笑って過ごせたかな もう少し前なら そう きっと君のことを 今更 今更 ずるいよね 約束していたね 旅行に行く話 うろ覚えの僕を 許して欲しい 君を抱き締めたい ひとり寂しく 馬鹿みたいなこと想う夜です 胸を締め付ける この痛みさえ ああ 忘れたくないな ふたりのその生活は目が眩むような 光の中 思い出と ずっと 寄り添っていけるはずだった ねえ こうやって 君のことを考えたら ううん なんでもないよ ねえ 時が経ったって君のことを 今更 今更だね 何回だって思い出してる君の話 続きなんてない ページを捲っていけるのかな 何回も思い巡らした君のことを ひとつずつ ひとつずつ 忘れていこう (もう少し前からこうやって) 君のことを (もう少し前なら そう きっと) 抱き締めたら (もう少し前からこうやって) 君のことを (もう少し前なら そう きっと) 忘れていこう 今更 今更 ずるいよね