通い慣れた坂道を 駆けあがると 桜の校門が見えてきて 花びらが涙のように 私の記憶を 連れて舞い降りてくる この場所で卒業式の 記念写真を撮った アルバムの中で 私は笑いかたを知らない 泣きたいのは私のほう 陽の光りはまぶしくて 今なら教室の窓を 開けることができる 泣きたいのは私のほう こんなに空が近いなら あの日の私も 見上げてみれば良かったのに 私のレッテルはとうとう はがせなかったけど あだ名で呼ばれたかった ずっと側に行きたくて 泣きたいのは私のほう 陽の光りはまぶしくて 今なら教室の窓を 開けることができる 泣きたいのは私のほう こんなに空が近いなら あの日の私も 見上げてみれば良かったのに 通い慣れた坂道を 駆けあがると 桜の校門が見えてきて 花びらが涙のように 私の記憶を 連れて舞い降りてくる