1983 僕らはあの日 新しい春の息吹を ほてるような頬に感じていた 踏切が開いた 石段を駆け上がれ あの空に届くように 大声で歌っていた 空高く舞い上がれ 大きな翼広げ 港には船が入った 僕たちの順番が来た もうなにも恐れるものはない ジャズのレコード聞いては 大人になった気がした あの夜も同じ歌 いつまでも歌っていた 見たこともない場所へ 憧れだけを抱いて ロープウェイ追い越し 頂上へ駆け上がれ あの夜も同じ歌 いつまでも歌っていた 見たこともない場所へ 憧れだけを抱いて あの空に届くように 大声で歌っていた 空高く舞い上がれ 大きな翼広げ