涙がこぼれ落ちて 空っぽになった瞳に たったひとつの星を灯すように 見上げた 弱さを隠すたびに 何をなくして何を手にした? もっと強い自分なら 好きになれる気がして こんなにも 濁ってしまう気持ちはきっと 苦くても飲み干さなきゃいけない そう思っていたの 当たり前の日々は どこか馴染めなくて 街の雑踏を抜けて立ち止まってる わたしは ねえ わたしを まだ知りたい 継ぎ接ぎだらけ心は 傷つくこと怖くて 曖昧な返事を重ねるようになってた あの頃は未来のこと 夜中ずっと話したね 眠れずにこの胸が騒いでいたよ 過ぎた日々を綴じ込めている 頁をまた読み返したのなら 今のわたしには どんな風に世界が見えるのかな 西の空へ沈む いま 欠けた光 繋ぐ深い群青 指の先に街のシルエット ほら 輪郭をなぞり探してたの 涙の痕に灯る星を 顔を上げて映す未来 描いていた理想と違っても 大丈夫だよ 昨日までのわたしも連れていくよ わたしのままいくよ