三叉路から右へ曲がると 君と暮らした街並みへと向かう 桜並木 公園のベンチ どこまでも続く遊歩道 探しちゃいけないね 邪魔するだけだ 僕は左に舵を切る なんでも一人で こなしたい君だ 僕は僕の道を行かなくちゃ 君のスタイルで歩いてゆけ いつの日か会えたら 彼是聞かせて 僕らはずっと手を繋いで 時が止まるような 長い春を泳いだ クロゼット 引き出しの中 使用頻度の順番に並んでる さよならは模様替えに似てる 奥の方で呼吸している 「そんなものいつまで 残しておくの」 君は酸っぱく口にしたけど 失くさないように 目に付くエリアへ 運んでくれた どんな時も 両手いっぱいの思い出の ツンとした部分は僕が預かるよ 描きかけだった夢の続き 僕を挟んで 栞なんかにしないで 探しちゃいけないね 邪魔するだけだ 僕は左に舵を切る 呆れるくらいに 欲張りな君だ ジョイフルノイズは キャンセルしないで 君のスタイルで歩いてゆけ いつの日か会えたら 彼是聞かせて 僕らはずっと手を繋いで 時が止まるような 長い春を泳いだ 両手いっぱいの思い出の ツンとした部分は僕が預かるよ 君のてのひらに包まれて 永遠に続くような 長い春を泳いだ