AWA

3020

Track bySuiseiNoboAz

5,655
120
  • 2020.03.10
  • 7:25
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歌詞

千年前に作られた歌が 今じゃもうとうに古典であるように 千年後これを聴く人間にとっては この曲はもう クラシックなんだろうな だけど俺は遠い遠い大昔の歌に 心が動くことだってあるから 遥か未来これを聴く奴らにとっても そうであることを願っている こいつ遂にスピったなと 思われるかもしれないが 誇大妄想とは少しも思ってはいない 届かない心配はしていない 俺のこの音楽は 千年は余裕で壊れない メーデー こちら2020年の東京 日増し強くなる ドブの臭いに辟易している だが湿っぽい話は無しにしようぜ 新しい音楽が始まるはずさ 高速で回転する車輪を見ている 半分は眠りながら 次の街に向かっている 浮かび上がる残像が逆回転を始める もう大人だから それが錯覚だと知っている 高架下の谷間に飛び過ぎる家々に どんな人がいて どんな暮らしがあるのかな 出会えないまま別れていく人たちに いつか会いに行けたら うまく話せるかな 道の先は空に 月形のカイトが 白い弧を描きながら 高く高く飛んでいる それを歌うどこか遠い国の賛美歌が きれぎれの白線で ずっとループしている 車輪が弾いた小さな石つぶてが クローバーを蹴散らし どこまでも転がっていく シロツメクサが青い海へ続いている 夢を見るように道は続いている スピードを上げて 前に進むこと自体が 未来を手繰り寄せる引力を生むから ロックンロールは逆回転の力だ 例え何があろうともこの手は離すな この道の先に 何も見つけられなくても 新しい音楽は始まるはずさ からだは動く 耳はまだ聞こえる 心を埋めるために言葉を重ねる 俺は胸の鍵穴にぴったりと合わせて 鉄を削り鍵となる音楽を作った 音楽はもっと遥か遠くまで旅をする 回る時代のどこか 遠く帰る鍵穴を探す さよならだけの命だとすれば この鍵は未来の出会いの総体だ 普及品じゃ解錠されん錠前の マスターは頑丈な千年の孤独だ 生きていくことはとても辛いことだ 泥のように眠り 朝を迎えるだけでやっとだ 墓標は連なり 花をたむけ続ける 心を埋めるために言葉を重ねる だが湿っぽい話は無しにしようぜ 俺たちに立ち止まる 時間なんて無いよな この宇宙がたちの悪い ジョークだとしたって 新しい音楽が始まるはずさ 魂は存在する この胸の高鳴りこそがなによりもの 証明だ 俺らが生きられる時間は短いが もっと遠くまで届く光だってあるさ さよならだけの命だとすれば 魂と魂はなぜ引き合うのか からだは動く 耳はまだ聞こえる 心を埋めるために言葉を重ねる 高速で回転する車輪をみている 半分は眠りながら 次の街に向かっている 浮かび上がる残像が逆回転を始める 夢を見るように道は続いている 俺は千年後の未来について 考えている 今生きてる奴は 間違いなくみんな死んでる 不思議な言葉で歌を歌いながら 流線型の都市が 遠くまで連なっている そこには未来の俺やお前もいて 変わらず運命に毒づきながら 愛する人に捧げる為に 毎日汗をかいて働いている 時間は繰り返しているっていう説も あるしな もしも始まりと終わりが 繋がってるんだとしたら 旅路の果て 千年後 ドブ臭い川べりでビールを飲もう 3020年まで ずっと友達でいよう

1曲 | 2020

このアルバムの収録曲

  • 1.3020
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