素早く改札を抜ける一匹の俺は修羅 である。 頭んなか渦巻いているポエム。腹が へっている。 南南西の風はやたらに強く、俺はい つにもましてスピードが早い。 俺の中で俺だけに通じる海賊言語を 読み上げ続けているもう一人の俺が いる。 ていうかこの空さかさだ。さかさじ ゃないふりしてる。 パイレーツランゲージ パステルカラーの街を行く一人超人 部隊 パイレーツランゲージ 夕暮れ時目覚めた俺はそう絶好調 パイレーツランゲージ 俺は未確認飛行物体である。 アカシア さよなら アジサイ さよなら アメリカ さよなら 朝焼け さよなら そして街は平凡なやりかたで平凡を 嫌う平凡な死にたがりで溢れている 。 俺だけが俺だけが俺だけが俺だけが シドバレットの隠れ家を知っている 足を切られた鳩が飛びたつ時、ガキ の手からソフトクリームが滑り落ち る。 どいつもこいつも遅え遅え。 ピザでも食ってろ、豚野郎。 揺れている、幽霊っている? パイレーツランゲージ 夕暮れ時目覚めた俺はそう絶好調