今際の際でひとり 立つ瀬無く笑ったあなたを時々 思い出してしまいます 黄ばんだ手 僕を撫でる 魂は想い出の蜃気楼 あなた忘れて行くんだもの 勝手に捨てる訳に いかないじゃないの 夜空に空けた穴 漏れた光は 街路灯 隠した 忘れて過ごした 目に見えるもの以外無いのと同じだ そんな事言わないで 笑う為に泣きたい 魂は想い出の蜃気楼 あなた忘れて行くんだもの 勝手に捨てる訳に いかないじゃないの 絵本を読む声 震えていた そんなんじゃ眠れないよ 言わずに目を瞑るよ 病院の案内 破ったのは誰だろう すぐに分かったよ 言わずに目を瞑るよ あなたを注ぐ 写真に 夕景に 母の言葉に あなたを注ぐ 夢に ヤシカに 墓標に 未来永劫 忘れません