どこまでも続くような 真っ直ぐな並木道 足音が消えるように 歩幅を合わせながら ひび割れたアスファルトから 花が咲こうとしてた 時が動いていた 今何て言いかけたの? 耳を近づけたら 振り向く風の匂いが 胸に流れ込んだ 賑わうアーケードには 笹が飾られてた 横顔を見ていた 今は短くて 全然足りなくて 何度でも巻き戻したくなるよ まだ知らない 未来のきみ 何を願い 悩んでるの? 瞬く度 変わる色に 心は染まらないように 手を伸ばせば触れそうな 紙で作った銀河 人混みを避けるように 緑道に迷い込んだ 小さな軒先にも 笹が飾られてた 猫が伸びをしていた 声は小さくて すぐに掻き消されて 届かないと知っても 叫びたいよ まだ知らない 未来のきみ 何を願い 悩んでるの? 瞬く度 変わる色に 心は染まらないように また会いたい 失くした日々 何気のない冗談でも 終わらぬ旅 帰る場所に ぼくらがそうなれますように