あたしの目とか耳とか 唇とかも全部もう要らない 誰のものでもないし 冷たい空気にふれて あしたの朝日が どう昇ってくるのかなんて どうでもいい どうでもいいさ 貴方此処で息をするのなら 白むよ 睫毛を上げて 愛しいだけまばゆい世界が 切ないだけ些細な日常 B級映画みたいに 気づかれもしないまま 紡がれる 溶け出してる あたしの見栄とか誇りや 心とかも全部 もう知らない 見えるものでもないし 冷たい世界に置いて 光るの ほたるのように 縁取られて色付く記憶と 切り貼りされて無くした熱情 ミュージックビデオみたいだ! 叫ぶあたしの音は 描けない 伝わらない この歩幅の中に 閉じ込められてゆく 繋いだ手の中に 見つけ出してゆくの ヘッドホンからひろがる世界に 絡めとられて足をとられて 転んでしまう そしてどこへ沈むの 愛しいだけまばゆい世界が 切ないだけ些細な日常 B級映画みたいに 気づかれもしないまま うたの中で 生きていくの