飲みかけの缶ビール もういらないや 曖昧なよる 音のないまち おとなのずるさ 長い髪を梳いた いまだ苦い時代 行ったり来たり 繰り返し 頬にふれた指先だけが いやに冷たくて スカートの裾 握りしめた 大人になってしまった なりたくなかった 今が良ければそれでいいなんてな うるせーよ 大人になったって さよならは辛いまま 「ずっと」を信じてしまうよ 気づいてしまうのさ 蛍光灯 消える寸前 掠めて 絡めて よるに散る うつりゆく きみのわらいごえをわすれてゆく。 よるに散る うつりゆく きみのわらいごえをわすれてゆく。