あの場所やこの日々に 高鳴ることが減っても 臆病風やむころにまた 物好き同士落ち合おう 悩まずに たゆまずに 暮らせやしない土の上 寝そべったし べそかいたし 今さら隠せない場所 悲しみのまま 嘆けば誰かが 言葉ならべては気にかけた 季節や背丈や声が変われど 若さも青さもとれぬまま またあした 声も名前も知らなくても 愛をもらって笑えた場所 もう何度目かのためらいも捨て 会いに行こう ひとりごとばっかでまどろむ今日 何でもないよなやりとりさえも 何度も脳裏よぎって笑いの種 命に咲いた 好きなもの これからも 手に取ることは減っても 忘れじの うつし人 またどこかで話を 道の小さな花が揺れる頃 遅かれ早かれ来る出会いと 別れにうなだれ されど進めと 子供も大人もまた明日 値段もつかぬよな日々の向こう 疲れてしまったら すぐにでもと 何度も距離をふたり縮め 会いに行こう 共に探してた好きなもの ただ置き去ってたがらくたも 「もうなんでもない」 と捨てきれず生きている この身一つを 少し愛せるよう ないものばっか誰も彼も 愛を食らって続く日常 何度もそんな互いのため 会いに行こう なんともないよな窓の向こう そっとのぞいてもどこまでも そう何度も今日も命は歌っている 命を歌っている 旅路で覚えたあれやこれやで 命をつなげてまた明日