かすれた声で 記憶の中の 君の名を呼んでいた 剥がれ落ちた 空の青が この街を沈める ほらもうダメだって 何度叫んだって 続く生命線 天を仰いで この手かざしていた 茜空 いつかこの胸の中にある 生ぬるい感情の渦に 愛されるように 壊されてく 遠ざかる自分を見つめる どうしているんだろう? まだ果たせない約束 そばにいたいんだよ 決して触れられなくとも 期待してしまうんだよ 今も解けないカラクリ 閉じた瞳から 君を救い出すから ねぇ 夜の風に瞬く光 水面に揺れていた 貨物船の黒い影に呑み込まれるまで 大人になって胸の片隅に 引いた境界線 いつか誰にも言えなくなっていた 探しているんだよ 二人溶け合った記憶 ゴミになりそうな 声を吐き散らすけど 聞こえているんだろう? もう形ない温もり 後悔はしないから 僕を連れ去ってくれるかな? どうしているんだろう? そばにいたいんだよ… どうすりゃいいんだよ もう隠せないほころび 夢見ていたいんだよ 今も醒めぬ その瞳に