アリとキリギリス

歌詞

なり振り構わず生きてくんだ あてもなく広がるパノラマ 針の歪んだコンパス抱き しがらみの中　業を煮やしてんだ 一瞥くれる価値もねぇ 飛び立つ翅を持ってんだろ？ ならば Let’s go 不覚にもそれはアリとキリギリス 自由に愛されて骨と化す 解けない呪いの様な幻想 右脳と左脳が食い違ってんだ 飼い慣らせるはずもなく いつか背を向けあった未来 遠くみえるだろう　その手伸ばす時 朧げな蜃気楼　世界は溶けてゆく… 荒れ狂った夜にうなだれ 願っていたんだ　赦し合える日を 夢だなんて言えない今さら 僕にもしも愛があるなら 全身全霊で君に歌うよ 群青のような心に触れたら 「失うものなど何もないないさ」 言い訳のようにただ繰り返し 耳を塞いでたいんだ　きっと 何もかも分からなくなって 優しさにさえ唾を吐き やがてやせ細った野望 届きそうだろう？　その手汚すなら 破られた包囲網　闇を駆けてゆく 砕け散った日々のカケラが 突き刺さって胸をえぐるの 思い出した　幼気な二人 君にもしも罪があるなら 絶体絶命の僕の心に 雨上がりの虹を架けたこと どうか消えないで… 空はどこまでも果てしなくて この声の儚さを嗤い それでも呼吸のように歌う 君と僕はアリとキリギリス 明かされる最後のシナリオ きっと、きっと待ってんだろう… 分かり切った嘘も魔法も もう一度今日は君に見せるよ 拒まないで騙されてくれたら 永遠のような束の間に溺れ 数え切った愛せぬ自分も 包むように照らし出す光 どうか消えないで… アリとキリギリス…