ずっと昔の様な おとといの様な 曖昧な記憶の中 門出の様な 家出なのかな 当てもなく駆け出した あの日々を 彩る無邪気な心は 風にさらわれ 悪あがき 寝静まる海を見つめて ルルルル ふと口ずさんでいた 若き頃の歌 ずっと探してた様な 置いてきた様な 永遠と言う名のお守り 映画の中の端役の様な さり気ない今日がまた ゆき過ぎる いつの日も 口癖になる程呼んだ あの名の人は ぼんやりと 時折今も揺らめくの 暗闇の中怯える僕の 小さな希望として 迷子の様に 彷徨えたなら 胸の迷い 消えてくのに 探さないで 見つけないでね もうすぐ夜が明けるけれど 寂しくなんてないからさ どこまでも この旅は続いてゆくよ のらりくらり 宝箱 掘り起こすより埋めるのさ 見つけてきた思い出詰めて 錆びたギターの弦も 渋るそぶりして 君からの手紙も