錆びたガラスの向こう 揺れる真夏の向日葵 白いワンンピース着た 少女が駆けていく 刺した小さな釘は 今も寂しさ引っ掛けて 黒く濁ってしまった 揺れる揺れる揺れる どうせこんなもんかと 投げ捨てることは出来るけど それで君は変わるの? 僕は変われるの? 鳴いたカラスの声は 暮れる夕陽に絡まり 酷く傷付けあった 僕らに寄り添って あぁ 共に旅した街の 古いカフェに飾られた 写真の中の青い鳥に似てると言った 僕の姿は今君に どう映るだろう まだちゃんと 飛べるだろうか 咲いた木槿の端で 消える一つのアンチテーゼ 変わる世界眺めて 巡る巡る巡る どうせこんなもんかと 決めつけていたのは僕らだろう きっと君は変わるよ 誰の手も借りずとも 君は変われるよ 僕も変わろう