Track by山本大斗
何処へも行く宛などない 窓辺の花が光へ伸びて 海の向こうへ 溶け出していくその時を この部屋から耳すまして 置いてきたあの夏へ飛べ 届けよう 未だ宛名のない 窓辺の夜に明り灯して 海の向こうへ流れ着いて知る その意味を 放っときな ただ耳すまして 置いてきたあの夏へ飛べ 心を今開け放て 言葉に追いつかれる前に 限りない速さで 溢れ出していくそのままを あどけない私だけが知る 腰掛けたあの窓辺ゟ