真っ黒に落ちる雨 思考を遮っていく 下を向いたままで僕は 苛立ち飲み込んでいた ここからどこへ行こう 濡れた靴を持ち上げ 癇に障る笑い声を 潰して歩いた [断罪を] 喉が重い 息をしたくない [幸福を] 叫ぶほど子供じゃない 泥濘んだアスファルト 雨は止んでくれない 沈んでいく足を見つめ どこかで諦めてた 誰もが皆ここから消えればいい ただ それだけのこと 逆さまに落ちて溺れていく 沈むほど気高く生きれた 剥がれ落ちていくのは 息で穢れた世界 まだ 消せない鼓動 膨れ上がる絶望に餌を与え続けた 与えられた現実から 羽ばたける気がしてた [断罪を] 喉が重い 息をしたくない [幸福を] 願えば 抗えない 記憶と空 何もかもが虚ろいで 時の中へ死んでいく その声も 憂いも 感情も 逆さまに落ちて溺れていく 沈むほど気高く生きれた 剥がれ落ちていくのは 息で穢れた世界 まだ 消せない鼓動