現実を追い越して その先へ向かっていく 今を切り離していくスピードで 消えていく風景を 脱ぎ捨てていくルールを 置き去りに飛び込んでた 曖昧な言葉を嫌った 純粋なままに傷つけ合ってた それでも嘘のない世界は 美しく輝いていた このまま 消えていけるならそれでもいいと 思った 切り裂くような風の中で 僕は僕を知り 初めて息をした 人を認められずに 僕を信じられずに 拳を握りしめたままで生きた 感情の波を超え 唐突な明日を超え もう二度と離れられぬ音を抱いた 誰もが孤独の只中で 自分を縁取る強さを求めた 差し出された手を払いながら 人を求め 震えていた 這いつくばり耐え忍ぶ葛藤を 【世界の底が落ちる瞬間を】 誰にもなれず怯える沈黙を こうべを垂れて震える少年を 【息ができず自傷する現状を】 もう見たくはない 曝け出せ 曖昧な言葉を嫌った 純粋なままに傷つけ合ってた それでも嘘のない世界は 美しく輝いていた このまま 消えていけるならそれでもいいと 思った 切り裂くような風の中で 確かに生きていた ああ 終わらない 辿り着ける日々が 目の前を輝かせてく 今も僕は飛び込んでいく あの日のままの止まらない スピードで