桜木の真下 結んだ指はほどけていくのに 振り返らない僕はひとり いつまでも君の名を叫んでいる さくら咲く頃 またこの場所で逢おうよ 離れても 離れても 忘れたりなんかしないから 旅立つ君へ 笑顔で送るよ その時が来るまでは「さよなら」 さよなら色付き弥生 涙はトランクに詰めたのに まぶたにかかる花びら頬つたり 指をすりぬけ こぼれてく いまさら素直になれればとか 言葉選びに迷って口にせず はじめての恋はヒラヒラと おちつかず風に舞ってる Oneday... Allday これからはもう一人で 花散る季節を待ち望んで 思うほど次の春は遠い まだ寒さの残る街路樹 ただ待てずに一人ずっとたたずみ 約束の場所で君を待つよ さくら咲く頃 またこの場所で逢おうよ 離れても 離れても 忘れたりなんかしないから 旅立つ君へ 笑顔で送るよ その時が来るまでは「さよなら」 遠く離れていても 心は側にあるんだね 君の行く次の街にも 同じ綺麗な桜が咲くといいな 覚えてますか? 桜木の真下 僕ら語り明かした 二人の明日 もうすぐ思い出の街から 離れ離れになって別々の道へ あの時のように何故かうまく 話ができずふたり途切れる会話 ガラス越しにずっと手を振る君 流さぬはずだった涙が溢れた 遠ざかるほど 見慣れぬ街に とまどい 心もとなくて 別々の道へ旅立ちはじめるのさ もう迷いはしないから 散りゆく数だけ 出会い別れがあって 痛みや悲しみをともない攫われて 季節はめぐり 同じように繰り返すのに こんな悲しい春は もう二度とこないから 春風に舞う ふみよむつきひ 絶え間なく溢れ出る 涙は行き場をなくして 花開く季節はめぐり 君を待つ この「さくら」咲くまで さくら咲く頃 またこの場所で逢おうよ 離れても 離れても 忘れたりなんかしないから 旅立つ君へ 笑顔で送るよ その時が来るまでは「さよなら」 別れを惜しんで ただ笑顔だけ みせればいいの? 虚しい嘘をつくことで いつもの自分であろう