まぶしい光のその中に どことなくもの想う 秋のいろ感じた コーヒーカップを持つ指に 何かしらゆらめいた 青い影見つけた 心のかげりを 見すかされたよう 季節は先まわりで 私を待ち伏せる 私は今ひとり 特別悲しいわけじゃない たよりない毎日 日なたでとり出すコンパクト 色あせた口紅を そそくさとなおして ハッピーエンドが遠すぎた あの恋の想い出を 何げなく捨てたい 二口吸わない 煙草を燃やして 通りを秋の風が さりげなく行き過ぎる 私はまたひとり 特別悲しいわけじゃない たよりない毎日 心のかげりを 見すかされたよう 季節は先まわりで 私を待ち伏せる 私は今ひとり 特別悲しいわけじゃない たよりない毎日