まるでカベに描いた落書き 少しくずれかけた頭の中は クモの糸のよう 誰かにはぐれた夜 オマエは 月にもいらだって つばをはく 質屋にすべてあずけて どこで踊り明かすつもりさ この都会(まち)に 失くした愛をうめる たやすい夢などないだろう 今夜だけ 輝いていればいいと うぬぼれるのも 夜明けまで 我慢だらけ 仕事はオサラバ だけどどこへ行けば明日のこと教えてくれる 誰かに会いたい夜 オマエは 酔ってしゃべり過ぎ 一人になる 最後はいつも 疲れて 彼女の胸に たどりつくのさ この都会(まち)に 失くした夢をうめる たやすい愛などないのさ 今夜だけ 輝いていればいいと うぬぼれるのも 夜明けまで