きみの部屋の隅で小さな宇宙を育て ています。 子どもの頃みた夢が怖い だからもっとそばにいて かなしいことは言わないで しあわせかなんて聞かないで 枯れた花に水をやってさ 宝物みたいに眺めている どこまでも続いてる ひたすらに泳いでる どこまでも続いてく真夜中に出口は あるのかな すべての世界が揃うまで 地平線を眺めていよう だれも知らない言葉で だれかを愛してみたいの 「きみの隣に座ってると 生きてることの懐かしさを 思い出せるからきみが好き」と 言えばどんな顔をしてくれるの 目と目を合わせている 手と手を繋いでいる きみとわたしは既に 箱庭の宇宙のなかにいる すべての宇宙が育つまで 流星群を数えていよう だれも知らない言葉で わたしを愛してほしいの できれば、わたしがこの歌を 歌い切るまでそばにいて ひとりぼっちの心を だれかに預けてみたいな やさしいひとになりたいな なりたいようになれるかな だれも知らないわたしを照らして 春の木漏れ日