少しでも離れるのが怖かった 蝶の羽をもぎ取るように綺麗な部分 を 誰の目にも触れられぬように傷つけ て 部屋の中閉じ込めてしまえばいいの に めちゃくちゃにしたいんだ 叶わぬ夢の果てに 君のいない世界にひとり 割れた鏡をなぞる指先 滲む傷口辿る紅 堕ちてゆくまだ 明けぬ陽炎 君のいない 世界は何色 君がいた 世界は幻 時計の針左周りに進めても 消えぬ過去消せぬ罪を重ねるだけ 嘘に愛されたの 取り柄のないただの人形 君のいない世界にひとり 割れた鏡をなぞる指先 滲む傷口辿る紅 堕ちてゆくまだ 明けぬ陽炎 君のいない 世界は何色 君がいた 世界は幻 君のいない世界は 青 君のいない世界は 空 君のいない世界は 白 君のいない世界は 黒 君のいない世界にひとり 割れた鏡をなぞる指先 滲む傷口辿る紅 堕ちてゆくまだ 君に触れるだけで良かった 不安が欲に犯され狂った 君をずっともっと手の中に 誰の手にも触れらぬよう 君がいない世界なんて めちゃくちゃなんだから めちゃくちゃって言っても めちゃくちゃはめちゃくちゃ めちゃくちゃな世界は めちゃくちゃなんだから めちゃくちゃに 君がいないなら 君のいない 世界は何色 君がいた 世界は幻