いくつものガラスを越えて 聞こえたあなたの声 ぼんやりと かすれた糸 迷いながら集めた言葉 記憶にもならずに 窓にはじけ 風になじむ 淡く溶けてくはずの夜 数えても進まないの 時に置いてかれているの 重ねて見る夢の続き 追いかけてみても 物語にもならないのね 香りのない想い すぐに消えていくの いつも ひとつ眠れば 空の彼方 願いながら見つめた星は 希望にもならずに 雲に隠れ 時を潜む 忘れられてくはずの夜 数えても進まないの 時に置いてかれているの 重ねて見る夢の続き 追いかけてみても 物語にもならないのね 淡く明けてくはずの夜 遠い朝 重ねて見る夢の続き 追いかけてみても 物語にもならないのね