朝のしずくが ひんやりと 露草揺れる紫 たなびく靄掻き分け毎日 通った畦道 いつも気持ちだけ 走り出して転んだ こそばゆい傷跡を勲章にして 後押し背中 支えてくれた夢 めぐりめぐる季節は もう桜色 激しく舞う春の竜巻 振り向く瞬間 校舎の匂い 歩きだせない ひとりだけ とり残された蒼空 たなびく雲みあげて毎日 通ったこの道 いまも気持ちだけ 進めなくて痛めた どろんこにした夢を勲章にして 向かい風今 強く頬に受けた めぐりめぐる季節は もうセピア色 ふと見つけた空き地の隅に あの日に隠した お宝の地図 いつも気持ちだけ 走り出して転んだ 何も出来なくて わざと自分傷つけた めぐりめぐる季節は ボクたちの色 さらさら過ぎる春風のようだね めぐりめぐる季節は もう桜色 唄っていた ただその夢を いつでも いまでも鮮やかに舞う