言葉にできない 想いは溢れてゆくのに 答えなど出せないまま 波飛沫はぜるような偶然は重なる こうしてふたりを巡り合わせるの そして世界は初めての色に染まる もう誰にも止められないほど 始まりは不意を着いた それでもふたりは 恋を取って駆け出した 何度も思い出すような言葉を探して 届けどうか このまま熱さが醒めないように やがて迷子の夜すら超えてゆく はじけた笑顔も やさしく流れた涙も この夏が残してくれたプレゼント 魔法みたいな時間に 揺れちゃってどうしよう 明日がこれほどに愛おしいのは これが恋と知った ふたりの心をもっともっと近寄せて なんでも超えられるような 気持ちを見つけた 波に乗って このままふたりが溶け合うなら まるで決められていた運命のよう 8月のカレンダー 夏の終わりが近付いた 胸が騒ぐ やめてまだ終わらないでよ 「好き」をまだ伝えてないのに ああ ようやく答えに会えた 鐘が鳴る 始まりの合図がした たまらずふたりは 恋を取って駆け出した なんてことない飾らない言葉が 届けどうか このまま熱さが醒めないように やがて迷子の夜すら超えてゆく