儚く散る夏夜の花びら その刹那が離れずいる それと同じように あたしはあなたに永遠を感じてた 熱い頬も 冷えた汗も 茹だる渚にごまかされた 愛しくて 空しくて 夢を見てしまう あなたは花火 あたしは水面 どんな姿も受け止めるから 夏が過ぎてもこのままで 見上げていさせて いつでもその姿映していたいだけ 魔法なんかじゃ及ばないでしょ? "魔法のような"こんなリアル ただ側に居るだけで 鼓動が早くなる あなたは花火 あたしは水面 同じ形でおぼろに揺れた 波打つ心 悟られないように あなたを見つめる たとえ夜風があなたを攫い 煙になれど散らない想い 弱さもいつか雨に溶かして あたしのもとへ あなたは花火 あたしの光 どんな姿も見逃さないから 夏が過ぎてもこのままで 隣りに居させて いつでもその姿映していたいだけ