君は応援歌を忌み嫌って 「弾かれた気になる」という 死にたがりの歌を聴いて そのくせそれに救いを見る 人間が嫌いというのに どっかで繋がりたがる 人間ってやつは難解だなぁ 抱きしめられたらいいのに 君がもし死ぬのなら 僕は生まれ変わって 君になって君を生きて その痛み全て受け取りたいよ 天国か地獄かその先に 重荷など君が持っていかず 済むように 声枯らして泣き喚いて 届かなくて諦めて 無感情なフリをしては 痛みばかり降り注いだ 僕は君に触れられず 歌うだけの存在だ 生まれ変わったら君になりたい 君は喧噪に胸を裂かれて 音楽で耳を塞いだ 一人になりたがるくせに 独りきりは酷く怖がる 自分が嫌いというのに どっかで嫌いきれない 人間は面倒で難解で 羨ましいなんて怒られるかな 君が生きてくれるなら 僕は生まれ変わって 『大丈夫だよ。』と寄り添い 泣き疲れて眠り朝になって 腫れた目を合わせ笑い合って 心へとそっと傘をさす 人間になりたい 声をあげて届かなくて それでもまだ僕は歌うよ 君が君を嫌うのなら 僕は君に愛を歌うよ 逢いたいよ 逢えないよ 歌うだけの存在だ 生まれ変わったら逢いに行きたい 君が笑う そんな日々を 思い浮かべ ただ歌うよ 生まれた日をお互いに祝い合おう 君はちゃんと年を重ね 永遠は僕だけに与えられて 生まれ変わる事など無い 君はいつか果てるんだろう 終われないのは僕だけだ だからこそ僕らに愛を 生と命に祝福を ねぇ、生きて 今日を生きて 明日を生きて 最期まで 応援歌なんかじゃなくて ずっと此処で願うだけだよ 君が生を謳い切って 命が巡り巡って 生まれ変わったらまた出逢ってよ 生まれ変わったらまた出逢ってよ