霧がかった街の光は 放射状に消えてった 溶け出した心は 行き場も無く彷徨って あーもう どんな言葉でさえも 皮肉に聞こえてしまって もがけばもがく程 理想像と離れていく 君の影 朧げにたゆたって 届きそうで 届くわけないような 夜の風 思い出にできないまま ずっと今も なんもかんも綺麗に映って 孤独を連れ回して 抗う事も無く受け入れるのも怖くて あーもう どんな言葉でさえも 上辺だけの偶像で 幻に縋るように過ちを繰り返す 君の影 朧げにたゆたって 届きそうで 届くわけないような 夜の風 思い出にできないまま ずっと今も 一人きり抱えたまま 来るはずない君を待って 不安に追いつかれないように 暗闇を切り裂いて 月灯気まぐれに隠れて 君を思って夕闇に響かすよ いくら願ったとして 叶わなくても