胸に突き刺さる 発車のベルに 追われるように飛び乗った 東京へ向かう 最終列車 君から最後の手紙読み返す "さようならあなたさようなら ひとりで私は生きる" 華やかな都会のネオンに 君は染まってしまったのかい? 嗚呼…涙で震える文字が君の うらはらな気持ちを伝えてくれる 今泣き叫ぶ 夜汽車の汽笛 君を呼ぶように夜を貫く 都会の風に吹かれているうち 白い花が黒く淀むように 君は淋しさを 埋めるため ただの女になってしまったのかい? 心変りを告げる君の 戸惑う横顔目に浮かぶ 華やかなネオンのドレスは 心まで変えてしまうのか 嗚呼…愛は束の間の蜃気楼 逃げる程 追いかけたくなる 今泣き叫ぶ 夜汽車の汽笛 君を呼ぶように 夜を貫く 秋は深く夜の静寂を蹴って 悲しみ乗せた 夜汽車は走る