君に出会ってから 気付かれない努力をしてるの いい香りを振りまいて お化粧も頑張って 指先までキレイにしてるの 「仲良しグループ」の うちの1人だと知っている もう一歩近づきたくて 気づいてほしくて 火傷しながら巻いた髪の毛 熱気に負けて崩れかけ 長く仕立てた まつ毛にかかるほど伸びた 前髪の長さに気付いた このまま時が過ぎて 風の匂いが変わってくなら どうなっても いいや 何も しないよりは いいかな ぬるい毎日じゃ足りない 見透かすように 空は青い 鮮やかな記憶のまんま 思い出になるのかな 伸びた前髪を 巻いてポニーテールにして ベランダで缶ビールで 乾杯 本当はこれがしたい 言ったら最後 あとの祭り 秘めていたって 気付かれないでしょう 次が最後の 夏の祭り 花火と一緒に 消えゆく 覚悟で 「浴衣が着たいから 花火を見に行こうよ」 週末のドレスコードを聞いた 君は笑って頷いて はにかむ笑顔の裏に 消えかけた 最後の望み この暑さも あと少し 期待していいのかな はげたネイル 日焼けの跡 楽しかったで終わらせないで まだ熱を持ってる 線香花火みたい ジリジリと 乾いた風に街が 染まった頃 2人で笑っていれるかな