かけちがえた ひとりの朝は なんだか憂鬱で どんな気持ちがおしよせてきたって スパイスもどきなオバケさ あの子が見た天からの梯子 不意に思い出しては笑えてきた あの光が僕らを繋ぐ たった一つの梯子 いかないで いかないで 僕だけをここに置いていかないで 見上げても 見渡しても どこにもないんだ それでも探してしまう いわないで いわないで 僕のためだとかなんていわないで あの光から 生まれ落ちた 僕らはゼロからやり直したくなる 色違いのスニーカーも 色褪せてしまいこんだまま 僕らは出会わなければよかった そう思いたくはないな 耳障りな生活音の隙間から 聴こえてくる いるはずもないのに いかないで いかないで 僕だけをここに置いていかないで 見上げても 見渡しても どこにもないんだ それでも願ってしまう 離れないで 離さないで あの頃の僕らはそれが言えなくて 大切に想いすぎた 僕らはゼロからやり直したくなる 僕らはひとりで かけちがえていたんだ かけちがえた ふたりの朝は なんだか憂鬱で