君には教えないけれど 愛されてた花ほど美しく 咲くらしいの 水をあげてばかりの僕は花を咲かす 日はこないんじゃないかな なんてね あたりまえすぎる雨に君は 気づかないんだよね 瞳が潤むの隠して あなたは晴れの子 水たまり跨いで進むの 眉をひそめて上見ながら 降りすぎた愛にあなたは 毎日晴れを願っている 少しの期待も 僕のための甘雨もないんだ 水滴で濡れる花が眩しいの にわか雨に顔をあげたら バケツ倒したみたいな予感の音が 鳴り響いた ギブとギブの雨の音が 鳴りやまないで欲しいの ずぶ濡れで踊り続ける 僕らは雨の子 水たまり踏みしめ進むよ 輝く瞳で横見ながら ささやかな雨の恵みに僕は 気づけているんだから 少しの期待と 僕のための甘雨があるんだ 水滴で濡れる心が 愛おしくたまらない